コミュニケーションって何?学んだらいいことあるの?

目次
コミュニケーションとは?
コミュニケーションというと何を連想しますか?言葉のやり取り、会話のキャッチボール?そうイメージする人は多いのではないでしょうか。
コミュニケーションを学んで、学びとして伝えている講師業の私としての定義はコミュニケーションとは「話す」「聴く」「見せる」「伝える」「感じる」力だと位置づけます。
そして、よく、あの人は話し方うまいの当たり前だよね、だって才能なんだものという声も聞くのですが、ズバリ、コミュニケーションとは身に着けられるスキルであるととらえています。ならば、身に着けないなんてもったいないことです。身に着けて何か変化するなら、絶対学んでしまった方が得策ですよ。
そこで、このコミュニケーションスキルを身に着けるとどうなるのか、コミュニケーションを5つのスキルにわけて今からご説明していきますね。
「話し方」を学ぶとどうなるの?
アナウンサーや司会者みたいなあんなきれいな話し方ができたらいいなと多くの人は思ったことがあると思います。ですが、それは才能なんでしょうか。いえ、違いますよね。練習して努力した賜物なのです。日々、練習を怠らないと聞いたこともあります。
では、もし私みたいな素人だったらどうなのでしょう。もちろん練習すればある程度は上手になります。話し方には、息の出し方、口の開け方、滑舌等の独特な練習があるのです。日々の鍛錬によってかなり効果が期待できます。えっ!!そんなこと?と思われるかもしれませんが、コミュニケーション講座を受講して早く効果が出るのが案外話し方だと感じます。
以前受講者さまの中に、企業にお勤めの方で人前で話をすることが怖いという方がいらっしゃいました。その方は話し方を練習して一週間で、電話の応対もお客様の説明も怖くなくなったと言っていらしゃったほどです。
大切なのは、相手のことを考えて、一言一言を発することができるかという部分。
「今、何て言いました?もう一回言ってください。」と人から言われて自信をなくしたと聞いたことがありますが、それは相手が聞き取りやすいように話していたかという問題が含まれていますね。
そこにはスピードも声の高低も、抑揚もみんな関係しています。話し方とはまさに総合的な声の使い方を意味している気がします。私はプロではありませんが、学んで伝えるたびにそのように感じます。
そして、話し方を身に着けると、相手にわかりやすいように話すことができるので、相手から信頼を得るのは間違いありません。
「見せ方」を学ぶと好印象を得られる?
次に「見せ方」について説明しますね。えっ!?見せ方ってコミュニケーションなんですか?とよくびっくりされます。
はい、そうなんです。「見せ方」は最も相手にあなたがどんな人かを判別されてしまう、まさに道具なのです。立派なコミュニケーションスキルですよ!
それなのに、おろそかにしてしまう人がたくさんいます。初めて人と会うとき、どんなあなたを見せたいですか。結婚したり、男女がつきあったりする場合、人柄が大切だといいます。もちろん理解はできますが、中身がわかるまでに、出会いを継続できなかったら、関係性を深めることすらできないのです。初めて会って2回目会いたいと思ってもらえなかったら、一人の人はもちろん、多くの人と関わっていくのも難しいといえます。
とすると、初めて会った時のあなたの印象は自分で創る必要性があることになりますね。
こんなふうに見られたいなというイメージを自分で創って表現するので、自分に合う人とつながれる可能性は増えることになります。
「伝え方」を学ぶと「で、言いたい事は?」と言われなくなりますね。
さらに伝え方を学ぶと、自分の言いたいことをわかりやすく、伝えられるようになります。
女性あるあるですが、時系列順に話していく傾向。その場合、相手が男性だと一体何が言いたいのかわからなくなるようです。
実は伝え方には伝える順序があるのです。その順序を学ぶといろいろな場面で生かされます。子供に伝える時、旦那様、奥様に伝える時、上司に伝える時、部下に伝える時、プライベートでもビジネスでも、本当に伝えたいことを相手にわかりやすく端的に伝えられる方法があります。初めて会った時の自己紹介もしかりですね。自分のことを伝える、自分が紹介したいものを伝える、自分がやりたいことを伝える、、、。生活の場面では「伝える」ことは本当にたくさんあります。これが上手くいかないと誤解を招いてしまったり、自分のことが理解されないと落ち込んでしまったりと、良くないことが起こります。
いったん学んで少し意識すると、俄然、あなたへの理解が変わります。これを学んで、誰かに自分の言いたいことを伝えるのが億劫にならなくなったと受講様からよく聞きます。
「聴き方」を学んで人との関わりが変わりました!!!
人間関係を樹立するのに一番必要なコミュニケーションスキルは実は、驚くことなかれ!「聴き方」なのです。「聴き方」を学んでよく出る感想が、離婚しようと思っていた人がパートナーとの関係が改善したり、子供のことで悩んでいた人が子供がいっぱい話してくれるようになったりと、人との関係性に大きく関わることを実例として示してくれています。
そして案外誰もが口にすること「「聴き方」はできるのですが「話し方」が苦手なんです。」と。私も聴き方は得意だとかつては思っていました。ですが、本当に「聴く」という取り組みは、ながら作業ではできず、集中力がいることがよくわかります。つまり体も、耳も、心も相手に寄り添わないとできないことを意味しています。
もちろん、話を聴くカタチもそうなんですが、もっというなら、聴く側の考え方すら変えていかないと難しいこともわかっています。聴くは自分たちが考える以上に奥深いことなのです。
「感じ方」を学ぶとあなた自身幸せをもっと感じられる?
コミュニケーション力の中で、一番実は身に付けたい力は「感じ方」かもしれません。一朝一夕で獲得できるものではないので、訓練がいります。これは自分の思考枠を崩して、考え方を変えるというものです。
今日は雨が降っているという例を挙げていうなら、一つの事象に対してある人は、「あー雨が降っていて外出しにくいし、嫌だなあ」と考えます。でも他の人はこう捉えるかもしれませんよね。「レインシューズがはけて楽しみ。今日の外出はワクワクする」という具合に。
講座の中では脳科学、行動心理学の分野の知識をも利用しながら、捉え方について学びます。捉え方があなたの感じ方を左右してしまうので、実践を行いながら自分を客観的に見つめていきます。
事象は一つ、捉え方は無数 という原理に従ってご自身の捉え方を自分と他人の感覚を通して掴んでいきますね。
コミュニケーションスキルを身に付けると自身が変わり、自信が芽生える
上記のスキルを一つずつ取り出して別々に学んでいきます。結果、一つの分野だけでも向上すると自分自身の表現の仕方が変わり、相手からの見られ方が変わります。相手が変わっているわけではないのに、相手からのあなたの対応が変わるのは言うまでもありませんね。
すべてのスキルを向上させると、別人のように変化していきます。コミュニケーション講座を通して自分ももちろん、受講者さまがどんどん、自分のやりたいことを伝え、実現していく様子を目の当たりにしてきました。
つまり、人の外側、対人コミュニケーションを変えると自ずと自分が変化していくのです。
そして、それはすべてスキルで解決するとしたら、こんな楽なことはないのです。
コミュニケーションはたった一時の学びではなく、一生ついていくものです。一生モノの学びだとしたら、是非、多くの人に伝えたい。そんな思いで講座、セミナー等で学びを提供しています。
コミュニケーションを学校の教科の一つとして学んでいる国がありますよ。
文科省の審議委員をされている経営者の方も傾聴の学びを地域の方に提供されていました。彼女も同じように考えていらっしゃいます。「コミュニケーションは今や自然に身に付ける時代ではなく、学ぶ時代になっている」と。
今以上に人と上手に関わりたい、とか自分ってどうしたいのかと知りたいとちょっとでも思うなら、絶対学んだ方がいいです。私自身学んでいきいき生活している人たちをたくさん見てきました。自分らしく人の目を気にせず、人の顔色を気にせず堂々と過ごしてきたいあなたの背中を押せるのは間違いないと思います。