100年時代の人生をどう生きる~スキルを身に付けて活き活きと活動

自分の魅力に気づき輝ける自分へ~コミュニケーションスキルアップ研修
地域の活動の中で、ボランティア活動や地域の憩いの場を管理、企画されている方々のセミナー、また新たに何かをスタートしたいと思っている方々に向けての学習の場を提供させていただきました。
クライアントさまからは、自分のやりたい事をなかなかうまく伝えられずにいますという現状をお聞きし、かつ、自己肯定感が高くない故、自分が何かを踏み出そうとすることに勇気がいる方も多いということ。
そこで、自分の魅力、強みを知ること。それ自信をもって表現するための話し方、さらに自分のやりたいと思っていること、ご自身の事業等についてわかりやすく伝える術を身に付けられるセミナーにしてほしいと依頼。
3つの視点を一気に教えるのは2時間では難しいと思ったのですが、要点を押さえながら実施するよう、セミナーを組み立てました。
・印象の理論
・自分の魅力とは?
・話し方の工夫
・自分を30秒で効果的にアピール
とても濃い内容です。
印象の理論とは
最近では多くの大学生が就活のために習う理論でもあります。
人は見た目、話し方の要素で印象が決まってしまうというものです。誰かに自分のことを説明するとき、一生懸命何を伝えようか考える人が多いのですが、実はほぼほぼ聴かれていないという現状があるのです。
自分もセミナーをさせていただくときは、どんなに一生懸命考えて、話しても所詮たくさんは記憶に残りませんよね、、、とお話します(笑)
それくらい見た目と話し方は大切。これから関係性を築きたい人と関わるときはなおのこと、なのです。
シニア世代の方、(私たちももちろんですが)こんな話は聴いたことがなかったので、とてもショックです。
自分の魅力を知ろう
まだ自己肯定感という言葉すら生まれていなかった世代。そして日本特有、謙遜が美徳であるという社会で生きてみえた方々。
ワークでご自身の魅力を相手に見つけてもらうというものを実施しましたが、仲間から心地良いフィードバックを受けられて、顔が活き活きと変化されてきた様子が手にとるようにわかりました。
ただ、これもやり慣れていない方も多くて、自分が相手に感じたことを口にするのが上手くできないと反省されていた方もちらほら。
その世代独特の価値観や考え方、教育や傾向を把握した上での学習プログラムが必要になりますね。
話し方の工夫
滑舌やら声の出し方で人の印象はまるで変ります。どんなに素晴らしい言葉をかけられる人でも、暗いトーンやら暗い表情で伝えたら上手く伝わらないです。
逆に重きのないことでも声のスピードやらトーン、イントネーションで強くもなり、優しくもなり、という具合に変化をします。それくらい声のもつ力は大きいのです。
普段意識されていないからこそ、少しの意識と工夫でみるみるうちに変化しますね。
声、つまり話し方を変えるのが一番簡単で相手に印象を残す効果が速いと感じます。訓練しやすい要素なのです。
自分を伝える30秒スピーチ
長く話せばある程度はその人のことを伝えられます。でも、知っていますか。興味のない話を聞き続けられる忍耐力はだいたい3分くらいなのだそうです。
だとしたら、3分以内に話を終えるのは相手のためでもあるのです。だから、最近の異業種交流会やら、企業研修等では15秒やら30秒で伝える訓練がされていますね。
それを踏まえて、短い時間でご自身の事業や取り組みを伝えられる自己紹介スピーチを考えていただきました。
準備をすれば、誰でも言えます。これも行き当たりばったりではなくて、ある程度準備をすることをおススメしました。もちろん、型にはめてスピーチの作成をしていただきます。
シニア世代の方々にとっては、なかなか初めて学ぶこと、耳にすることがたくさんあったと思うのですが、参加者さま、本当に真摯に熱心に受講してくださいました。もちろん、スピーチ原稿一つとってもだれも、タメ口などつかれません。
さすが、地域でご活躍されている、またはご活躍を期待される方々ばかり。
今が一番楽しいと思える人生を
人生100年時代と言われ、まさにその時代の先頭で生きてみえるシニア世代の方々。
何歳になっても今が一番楽しく、輝いている自分でいたいと思う人生。身をもって証明し生きてくださる方々がいて、次の自分たちの生き方が決まります。
そんな若々しく、憧れる人生の先輩方が、この社会にどんどん増えるお手伝いができるのなら、私自身も講師冥利に尽きるなあと思うのです。
今回の参加者さまはシニ世代が中心でした。、最初はなんとなく人前で何かを話すということに自信がないようにしてみえましたが、徐々に顔が明るくなり、来た時とは別人のように退出されていたのが印象的でした。