民生児童委員さま研修 人をサポートするために必要なコミュニケーションとは?

民生児童委員さんに必要なコミュニケーション能力とは?
地域社会で必要なコミュニケーション力とは何だろう、もちろん、サービス提供者にはどんな方にも必要とされる力は何かというテーマです。
受付のスタッフさんに、ショップの店員さんにわからないことを質問したら、なんだか上から目線で話をされて嫌になった経験はないでしょうか。「えっ?そんなことも知らないんですか?」みたいに対応されて、これ以上聴くのをためらったとかいう経験、誰しもあるのではないでしょうか。
地域で必要とされる住民のサポーターとなる人にはお店のスタッフさん以上の、人に寄り添い、信頼される力が必要だと思われます。
そこで提案させていただいたのが、
「愛され信頼される地域住民のサポーターとなるために、必要なコミュニケーション力とは?」
というテーマでの研修。
民生児童委員様は言うまでもなく地域の助言者であり、支援者です。現役時代、さまざまな立場や地位で地域貢献されてご活躍された方々がほとんどです。だからか、謙虚に、真剣に研修を受講して下さいました。
研修内容は?
1 在り方、見せ方も大切なコミュニケーションスキルです。
まず、コミュニケーションスキルとして信頼を得る人としての見せ方、在り方の必要性に気付いていただき、さらに、聴き方実践体験から聴き方のスキルについて考えていただきます。
住民との人間関係を築く重要な要素として、どう見せるか、どう在るか、というのはとても大きな課題なのです。←案外みなさんここ、わかってませんよね。
最初の見せ方だけで次にこの人に会えるか、話せるか、90%以上決まってしまいます。この人、ちょっとだめだなあと思われたら、次に会ってもらえる確率は格段に下がります。とてももったいないですよね。だから、最初の印象というのは自分で感じる以上に大切なのです。
そして、恐ろしいかもしれませんが、、、それは自分で作る、プロデュースする必要があるということなのです。
思い出してみてください。初めて会う人、これがお見合いだったら、どんな自分を見せようか、考えますよね。
表情はもちろん、何を着ていこうかだって考えるはずです。それなのに、違う場面で考えないのはなぜなのでしょうか。誰に会う時もいつもお見合い気分、大切な人に会うつもりで臨めばいつも悪い印象をもたれることはないはずですよね。
研修ではそんなことを理論を用いてご説明しました。
2 聴き方を間違えるととんでもないことに?
「聴き方はできます、話すのは苦手ですが、、、」という人は多いです。
ですが、実は聴き方は人間関係を築く上でとても大切なスキルです。
人のお話を聞くことを仕事とされる方、介護士さん、看護師さん、医療関係者、カウンセラー、セラピストさん他、多くの職業の方には誰でも必要なスキル。
今これを読んでいるあなたもひょっとして、ギョッと思われたのでは?
さて、実際の研修では聴き方のワークを体験していただくことによって、望ましい聴き方の方法をみなさんで考えていただきます。
この実践を通して、日ごろ、ご自身が人の話を聴く時に知らない間にやっている癖について知ることができます。
こうやって聴いてくれたら嬉しい、ほっとするという経験が、ご自身の聴き方の姿勢を考えるきっかけになるわけです。
実際に意見を交換していく中で、さすがだという気づきをされている方もみえました。民生委員さんならではなのでしょうか。
「嬉しい、楽しいことを話してくれている時は、聴く側もそれに合わせた表情をするとより話しやすくなりますね。」というご感想。
聴くということに焦点を絞って学ぶからこそでてくる考えだと思います。
まとめ
人から信頼されるために大事なコミュニケーションスキルは見せ方、在り方と聴き方です。
もちろん、見せ方、在り方、聴き方だけでなく、そこから一歩前進させるにはという観点もお伝えしました。
それは聴いて、相手に対して気付いたことをきちんと伝えるということ。その点についは実際の研修を受けてくださった方に詳しくお伝えしています。
こんなご感想をいただきました!!
会長だった、元職場でご一緒だった先生がつぶやいていらっしゃったこと。
「もっと早くこれを知っていたらよかった!知っていたら、人との接し方が変わったかもしれません。」
そう思っていただいて本当にうれしいことです。
さらに、前に受講して下さって、今回是非にと推薦してくださった、元教師の先生にも
「西田先生の話は面白くて、何度聴いても、勉強になります!」
とおっしゃっていただきました。
有難い限りです。さらにベテランの先生方から、
「これを今の教育に携わる先生方にぜひ学んでほしい」とも。
子どもに関わる大人の先生方が、このコミュニケーションスキルを身に付けたら
今以上に学校現場は豊かに生き生きと楽しんでご活躍される先生方が増えるはずですね。
ぜひ、先生方、地域住民のリーダー、企業のリーダーの方々にお伝えしたいと感じます。